日本では、歯並びが出世に影響するという考え方はあまりなかったように思いますが、アメリカでは、昔からそのような考え方が人々の中にあったようです。格差社会のアメリカでは、矯正治療を受けられない、ということが、イコールハイソな階級に属してない、という意味と同じだと考えられているのかもしれません。
どうして、日本人は歯並びが悪いの?・・・当病院に来院されたアメリカ人が私にこう聞いたので、少しびっくりしました。

日本の矯正事情は、私たちがオフィスをかまえた15年前とは様変わりしている感があります。とくに、福岡では、矯正治療ができる歯科医院が圧倒的に増えました。
矯正の学会員のドクターの数も、山口、佐賀・・・といった、臨県に比べても、福岡県は、圧倒的な数です。
でも、やはり、前述のアメリカ人曰く、日本人は歯並びが悪い・・・
歯並びの相談が、気軽に一般の歯医者さんでされていないのかもしれません。子供のうちにちょっとしたトラブルを治していたら、大きな矯正が必要でなくなることもあります。子供のうちに虫歯治療と同時に、アドバイスを受けることができたら、ずいぶん違うのではないかとも考えています。
そういうことを考えると、矯正を勉強しているドクター数が多い福岡は、とても恵まれた地域ではないかと思っています。
当医院でも、子供のうちに、色々な問題を発見していくことに、大きな意義を感じています。

インプラントはどうでしょう。
私たちが、歯学生だった25年前は、インプラントはまだ、黎明期で、一部の先生方が、試験的にやっている状態でした。卒後所属した、大学病院では、インプラントの失敗例をはずすのが専門のような状態でした。
でも、現在、多くのドクターがインプラントに取り組んでいます。多くの失敗例を石杖に、技術や、材料が格段に進歩しています。
福岡の病院でも、多くのドクターがインプラントに取り組み、自分の歯のように咬めるインプラントを第2の歯として広めています。
欠点は、というと、やはり高価なことでしょうか。
インプラントの、信頼の置ける製品は、一つ一つのパーツが、数万円もするものの組み合わせです。また、一流の技工士さんの技術にも支えられています。
そして、ドクターの高度な診断と技術がいります。
インプラントは素晴らしいと思いますが、やはり、自分の歯を大切にすることに越したことはありません。
福岡のインプラント事情は、矯正と同様、とても進んでいますが、自分の歯で咬めるための、歯を失わないようにする、一般の技術が、なおざりにされてはいけないと私たちは考えています。
その努力を必死ですることを、前提として、素晴らしいインプラントの技術があると考えています。